カンボジアでインターン!学んだこと、生活する中で考えたこと。
2016年2月にCDLでインターンシップをさせていただきました。そこで学んだことやカンボジアで生活する中で考えたことなどについて書きたいと思います。
インターンシップのきっかけ
私は大学のASEAN地域発展のための次世代国際協力リーダー養成プログラムを通じて、交換留学生としてカンボジアに滞在していましたが、帰国前に大学とは違った視点からカンボジアを見てみたいという思いからインターンシップを考え始めました。
留学生活の中で、格差の大きさにショックを受けることが多かったので、当初はNGOでのインターンシップを探していました。しかし相談にのってくださった方から「海外からの直接投資も格差解消の手助けになる」というお話を聞いたとき、格差解消にはNGO、と先入観を持っていた自分の視野の狭さに気づかされました。それならカンボジアに進出する企業の手助けをするような会社でインターンシップをしてみたいとCDLに飛び込みで受け入れをお願いしました。
インターンシップで目指したもの、成果
インターンシップをする上での一つの目標は、カンボジアの現状をとにかくよく知ることでした。カンボジアには今どういう問題があって、解決のために何がされていて、何が行き詰まっているのか、とにかく幅広く知りたいという思いがありました。そういった意味でCDLは最高の場所でした。業務だけでなく、毎日社長の鳴海さんとお昼ご飯を食べながらいろいろなお話を聞く時間がとても刺激的でした。
カンボジア人の社員さんたちにも業務の中で助けていただくことが多く、カンボジア人の働き方の一部ですが触れることができました。私は日本で働いた経験はありませんが、メールよりも電話、電話よりも面と向かって話す、直接のコミュニケーションやその中での感情を重視する傾向が日本人よりも強い印象を受けたので、感情を素直に伝えたり、表情を豊かにしたりすることを意識していました。
できなくて後悔していること
一方で、鳴海さんや社員の方々にはたくさん時間や労力、資源を割いていただいたのに、私はいつもこれでいいのか、失敗しないか迷惑をかけないかとびくびくしてなかなか動けなかったのが今でも心残りです。コミュニケーションの方法を工夫しようと思うようになったのもインターンシップ終盤でした。ただ不安を抱えてもやもやするのではなく、それを具体的に困っていることや疑問に思っていることとして言葉で伝えれば、もっと周囲から有意義なアドバイスや手助けを引き出せたかもしれないし、会社に貢献できることも多かっただろうと後悔しています。自分の発信力の弱さのようなものをインターンの中で痛感しました。
そこから残された時間は少なかったですが、充実させるために行動しようと思いました。迷惑かもしれないと躊躇っていたことを英語が得意な社員さんに頼ってみたら一人でやるよりずっと早く何とかなったり、前よりも密にコミュニケーションをとるようにしたら社員さんが前よりもさらに私との業務に積極的に動いてくれるようになったり、嬉しいことが多かったです。日本語で話すのとは違う伝えることの難しさを感じることも多かったのですが、忍耐強く私の話を聞いてくださった方々にとても感謝しています。
インターンシップを通じて、私自身は、弱点に気づいたり知らないところに飛び込んでいく度胸がついたりと、大きなリターンを得ることができました。だから今後は、自分を成長させてくれた会社や社会にどういう貢献ができるかを考えていく段階だと思っています。
これからインターンシップ先を探す人たちへ
カンボジアという国は、とにかく成長のスピードが速いです。私がプノンペンにいた半年、そのうちインターンシップをしていた1か月の間にも、町の様子はどんどん変わっていきました。みんなが明るい未来を信じていることが、日本とは大きく違うところだと思います。そういう場所に一定期間身を置けたというだけでも、私にとっては価値のあることです。
成長が著しい一方で、依然として課題も多い国です。日本ではまだビジネスの舞台というよりも支援の対象としてみる人も多いかもしれません。そういう国でボランティアではなくインターンシップを選ぶなら、その違いを意識してみるとまた発見があるのではないかなと思います。私自身は、現地に行ってから役に立てるまでの時間的なずれが大きな違いだと思っています。どちらがいいというわけではなく、そのずれによって貢献の仕方や考え方も違ってくるのではないでしょうか。
こういった様々な要素を考えてみて、そのうえでしたインターンシップなら、きっと失敗や後悔をしても、自分の財産だと思えるような大きな成果があると思います。人によって様々な事情があるので一律にオススメはしませんが、海外で、カンボジアで、インターンシップをするという選択も考えてみてほしいです。
つたない文章ですが最後まで読んでいただきありがとうございました。書ききれないこともたくさんありますが、皆様がインターンシップについて考える一つのきっかけや判断材料になれば幸いです。
名古屋大学 大学生 篠原あき
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