【カンボジアライフ】500万匹のコウモリの大群!バッタンバンのプノン・サンパウへ
今回ご紹介するのは、カンボジア・バッタンバン州で500万匹~600万匹とも推定されるコウモリの大群を見ることのできる場所です。
プノン・サンパウ
バッタンバン市内から、トゥクトゥクで30分ほど走ったところにある山、プノン・サンパウ。
クメール語で、プノンとは山、サンパウは船とのことで、クメール語では船山を意味するといいます。緑の木に覆われているものの、ごつごつとした大きな岩でできたような、神秘的な山でした。
山を登っていく途中に寺院があり見どころがあるのですが、その寺院の近くに、キリング・ケイヴと呼ばれる洞窟があります。ポルポトによって虐殺に使われたことからそう呼ばれる洞窟。この洞窟の中の穴から、人々が突き落とされたといいます。ここで殺された人にはプノンペンの知識人も多かったようです。この場所を訪れた世界中からの観光客たちがその痛ましい出来事に胸を痛め、祈りを捧げていました。
さて、こちらの山はそれほど高くないのですが、頂上まで行くと、バッタンバンの風景を一望することができます。
どこまでも続く平原、雨期のため通常よりもさらに緑あふれるバッタンバンの田園地帯に圧倒されました。この景色は一望の価値ありですよ!
夕方になると、、、
さて、17時30分から18時近くになると、いよいよコウモリが飛び立つ時間が近づいてきます。麓におりてみると、コウモリを待ち構えている観光客の姿が多数。欧米から来ている観光客が多い印象です。近くにはちょっとしたレストランや売店があり、ビールやコーラを飲んで談笑していました。
そしていよいよ、キキキッーというようなコウモリの鳴き声とともに、おびただしい数のコウモリが洞窟から飛び出してきました。
夕暮れの空一面に、黒い帯のように広がるコウモリの大群。どこまでもどこまでも続いていきます。
案内してくれたトゥクトゥクの運転手さんによると、正確な数は明らかではないものの、コウモリの数は500万匹から600万匹と推定されているそうです。
これらのコウモリは夕方の時間に洞窟から飛び立ちバッタンバンの田園地帯へ。そこで、蚊や稲にとって有害となるような虫を食べるそうで、人にとってとても有益な働きをしてくれているようです。明け方になると、またこちらの洞窟に戻ってくるようですが、戻ってくる際はこのように大群では飛来せず、それぞれに戻ってくるみたいです。
トゥクトゥクの運転手さんの話は続きます。
これほどの大群のコウモリの飛来を見ることのできる場所は世界でも限られているとのこと。もともと、このあたりに住む地元の人々にしか知られていなかった数百万匹のコウモリの飛来。地元の人々にとっては高級食品として食べられていたこともあったようです。何年か前に海外から訪れてきた観光客がこちらの場所をインターネット上で発信したことから状況が変わります。特に欧米からの観光客を中心にじわじわと人気が高まり、今や観光名所の一つとなったのです。また、コウモリの生態を調査するためにテレビ局も来たとか。GPSを付けて調査したところ、餌となる虫がいない時期には、バッタンバン州から約80キロメートルほど離れているシェムリアップ州まで飛来していているコウモリがいることもわかったようです。
こうしたことから、地元の住民を中心に、以前は食用ともされていたコウモリを保護する動きも行なわれているようです。
こちらが、コウモリの飛来を見に来た人々。
夕暮れの空に、延々と続くコウモリの大群は驚くものでした。
まだまだ知られざるカンボジアとして、あまり馴染みがないかもしれない、バッタンバン州のプノン・サンパウをご紹介しました。
バッタンバン州に関してはこちらの記事もどうぞ!同州で最も人気があるアクティビティ、バンブートレインについてご紹介しています。
それでは、また!
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