【カンボジアライフ】バッタンバンのアドベンチャー・バンブートレインに急げ!
カンボジア、第二の都市と呼ばれるバッタンバン。プノンペンからバスで6~7時間ほどで訪れることのできるこの都市は、カンボジアの米どころとしても有名ですよね。今回ご紹介したいのは、そんなバッタンバンで人気を博し続けているアクティビティ、『バンブートレイン』です!
ちなみにこちらの像は、バッタンバンの象徴、ター・ドンボーン・
そもそもバンブートレインって?
クメール語では「ノリ」と呼ばれるバンブートレインは、線路の上に車輪を置き、その上に竹でできたいかだのような台車を乗せ、ディーゼルエンジンでごとごと走ってゆく、そんな乗り物です。どこを走っているかというと、もともとフランス植民地時代に建設されたカンボジア鉄道の線路の上を走っています。内戦、また最後までゲリラ戦が行なわれていたバッタンバン州において国の動脈としての機能を失った線路は長く廃線となっていましたが、1980年代くらいから、地元の住民たちが廃線となった線路を活用して貨物や人の輸送・運搬を始めたようです。いつしか、欧米のツーリストから観光アクティビティとして注目を集めるようになり、現在バッタンバンを代表するアクティビティの一つになっています。
ついにバンブートレインの運行に終止符が!?
「いつか」無くなってしまうと噂されつづけてきたこのバンブートレインですが、いよいよその「いつか」がやってきました。プノンペンからバッタンバンを経由し、カンボジアとタイとの国境の町ポイペト、そしてタイへと結ぶカンボジア鉄道北線の再開に伴い、ついに、路線の改修工事が始まるようです。
ガタゴトガタゴト
バッタンバン市内を走っているトゥクトゥクの運転手に相談すれば、こちらの乗り場まで連れてきてくれます。今回バッタンバンを訪れた際、市内から出発する遺跡をめぐるツアーの中に組み込んでもらい、3人で10ドルでした。
バンブートレインの運賃は、一人往復で5ドル。竹でできたすのこのような台の上にはござが敷いてあり、座布団が置かれているだけ。本当に簡単な作りです。
出発時間などの決まりもなく、ある程度乗客が集まってきたら準備完了!発車の時刻です。!
一路線しかないため、向こうからやって来るバンブートレインと向かい合いっこしてしまうことも。そんなときは、乗車している人数が少ないほう人たちがいったん下車し、台車や車輪を線路から外して、道を譲らなければならないと決まっているそうですよ。面白いですね!
緑のトンネルの中を走り抜けた
体感速度は速くないものの、地面からの距離が近いからか、とてもスリリング。線路のつなぎ目の度に、線路が整備されていないために車体がガタゴトと音を立てて小さく跳ね上が有ります。線路の周りに伸びっぱなしの草は、まるでトンネルのように感じられるほどうっそうと茂っています。
見渡す限り、視界をふさぐものはなにもなく、360℃にわたって、バッタンバンの素晴らしい景色を楽しむことができます。雄大な眺めでした。
2,30分ほど走り続けると終点に。小さなお土産屋さんがありました。こちらのTシャツは表にはバンブートレイン、そして裏にはバッタンバンの象徴であるター・ドンボーン・
乗るなら今しかない!
観光客から人気のアクティビティとしてだけではなく、このトレインに何でも乗せて運ぶ地元の住民の人々にとっては、文字通り生活の一部。そして、生きるためのお金を稼ぐ手段でもあったわけです。彼らの生活の一部が失われてしまうと同時に、カンボジアの内戦を経て、「バンブートレイン」という形で発展を遂げてきた奇妙で魅力的な一つのカルチャーが無くなってしまうと思うと、少しさみしさを感じてしまいますね。
この電車が走っているうちにバッタンバンでバンブートレインを楽しんでみませんか?
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