【カンボジアで働く日本人インタビュー】『ポジティブなきっかけになりたい』-原畑実央さん

カンボジアで生活し、働いている人を紹介したい！！

そんな思いから、カンボジアで就職している方々の声をお届けしていきます。

記念すべき第１回目は、2016年10月からCDLで人材コンサルタントとして働く

原畑　実央（ハラハタ　ミオ）さん！

いつも笑顔の原畑さんは周りの人も巻き込んで笑顔にしてしまうCDLのムードメーカ的な存在。

カンボジアでのお仕事、生活、そして熱い思いに至るまでじっくりお話を伺いました。

魅力あふれる原畑さんの素顔に迫る、長編インタビューです！

豊かさとはなにか、考えていた

Q:　多くの方から聞かれていると思うのですが、ずばりカンボジアで働こうと思ったきっかけは何だったのでしょうか。

大学時代、東南アジアの国々を旅行した経験から新興国の中に入って学びたいなという気持ちがあったんです。『豊かさってなんだろう』ってずっと考えていて、そのひとつは、人と人とのつながりなんじゃないかなって。カンボジアの人たちを見ていると、家族や仲間などのコミュニティが強くて、人と人とのつながりが強いのがうらやましいな～って思っていました。そして、同じ時間を生きるなら、違う文化の中に身をおきたいっていう気持ちが強かったんです。だから、ここで働きたいって決めました。

離れてわかった地元のすばらしさ、そしてカンボジアへ

Q：　カンボジアで働く前は地元を離れ上京し、東京でお仕事をされていたとのことですね。

そうなんです。日本と新興国の両方を知った上で、豊かさとは何かについて考えたかったんです。日本社会について知りたいと思い大学を卒業したのちに上京し、東京の会社で1年半ほど働きました。そのおかげで、地元である愛媛県のすばらしさにも改めて気づくことができました。東京で働きながら海外で就職している友人の話を聞いて、いろいろ考えていた気持ちを思い出してこちらに来ようと決めました。

（「当たり前だと思っていた瀬戸内海のすばらしさにも、上京して気づいた」）

ニヤつきがとまらない！？

Q:　カンボジアの生活も半年ほどが過ぎ、こちらでの生活はいかがですか？

毎日楽しい！！なぜだかわからないけれど、ニヤついているんです（笑）

それは、仕事が充実しているっていうのもあるし、国籍を問わずこちらで会う方々がすごく面白いからかなって。宗教や、バックグラウンドが違うこの国でしか会えない人たちとのつながりが広がっていくんです。

（笑みがこぼれる）

誰かのポジティブなきっかけになりたい

仕事に関しては、人材コンサルタントとして働いており、日系の企業様からいただいた求人をもとに、カンボジアで働きたいと考えている求職者さまとお話を重ね、マッチングを作ることが主な業務です。

私の友人に、日本で働いてお金をためて、カンボジアの教育に貢献したいという思いでボランティア活動をしていた友人がいます。その友人に、ずっと続けてきた教育分野でのカンボジアの仕事を紹介したところ、「カンボジアにも仕事があるんだ！」って、「こっちで仕事をしながら、自分のやりたいことが実現できる」って、少しだけかもしれないけれど、きっかけになることができたんです。

私自身はカンボジアの社会問題の解決にどのくらい関われているかわからないけれど、「いつかカンボジアのために起業したい、カンボジアの人たちの生活がもっと良くなるようなサービスを作りたい、カンボジアの教育に携わっていきたい」と考える志を持った人たちを呼び込むことができる！って思ったら、すごくうれしかった。

私は、『誰かのポジティブなきっかけになりたい。ポジティブなインパクトを与えられる人間になりたい。』って思っています。今ここカンボジアで、それが少しでも実現できているから、充実しているのかもしれないです。

（仕事中のヒトコマ）

やりたいと思ったら最後

Q:　海外で働いてみたい！というようなやってみたいという気持ちがあっても、それを実行するのって難しいこともあると思います。原畑さんが、ポジティブに考えられるのには何かあるのでしょうか。

私が影響を受けている言葉の中に、「やりたいことをやらないから望む未来がこない」という言葉があります。

本当にその通りだと思っていて、やりたいと思ったら、やったほうがいい。そうすれば、自分がなりたい自分とか、未来とか、将来につながっていくはずなんです！私がそうだから。カンボジアで就職、抵抗感があるかもしれないですね。危険かもしれない、人と違う道に進む不安、リスクもあるかもしれない、変だと思われるかな、とか。でも、やりたいと思ったら最後なんです。