カンボジア発 進出を検討する日系企業向けBtoBフリーマガジン創刊
今年3月、CMPからカンボジアでは日系初となるBtoBのフリーマガジンを創刊いたしました。CMPとは、CDLマーケティングパートナーズというマーケティング事業部の名称です。CMPの創設の経緯は以前のブログで触れていますので今回は割愛します。弊社から発刊したフリーマガジンのタイトルは、「CAMBODIA BUSINESS PARTNERS」(以下ビジネスパートナーズ)といいます。
カンボジアのフリーマガジンがペーパーの現状
フリーペーパーは月刊、隔月刊のものが多く、クメール語のほか、英語、中国語、韓国語など各言語別に充実しております。現在、カンボジアで発行されている日本語のフリーペーパーは、本誌を入れて5誌ありますが、それぞれターゲットとコンセプトが異なりますが、本誌を除く4誌は全てBtoC(コンシューマー向け)の雑誌です。
これらの雑誌は観光情報や生活情報などが中心となりますので、発行頻度も多くなり、飲食店などのBtoCビジネスをされている方にとって良いマーケティングの媒体となります。
なぜビジネスパートナーズを発刊したか
パートナーズを発刊した理由は2つあります。
1つ目は、CDLが創業初期に既存フリーペーパーに広告を掲載したものの、反響が全く無かったことです。
CDLは人材紹介会社ですから、BtoBビジネスの側面を持っています。しかし、掲載したフリーペーパーはBtoC向けだったため、こちらが本来知って頂きたい企業やビジネスマンへの露出が低かったように思います。
それ以降、フリーペーパーには広告を出さず、クチコミだけを頼りにしましたが、認知されるまでにとても長い時間がかかりました。クチコミマーケティングは確実である一方、時間がかかります。また、ほぼすべての企業が行うマーケティング手段のため、差別化も難しいです。クチコミ以外に、追加のもう一手になるものが私自身が欲しかったのです。
2つ目は、カンボジアで起業・進出する際に、ビジネス情報が取りにくいという環境を変えたかったことです。
起業・進出する前には大概の方はネットや本などから情報を取ろうとされますが、ネットや本からの情報は古いことが多いです。情報が更新されていなかったり、情報の発信日が不明だったりします。また、個人ブログの記事は根拠が不明瞭だったり、偏重した内容になっている場合もあります。
私の場合も、進出前に日本で投資環境について調査しましたが、現地視察をしてそれらの情報がかなり古い情報だったことを初めて知りました。また、滞在期間が10日間と短かったため、入手できる情報には限界がありました。
ビジネスパートナーズの特長
本雑誌は表紙をご覧頂いてもお分かりの通り、ビジネス色を全面に出すことにより、持ち帰られる方のターゲットを限定化しております。飲食店のプロモーション広告もないので、観光客などは持ち帰りません。
また、日本はもちろん、タイ、ベトナム、シンガポールの銀行、法務や会計のコンサル、進出支援会社等にも配布しているほか、自治体の方等にもご協力頂きまして進出セミナーに資料として配布させて頂いております。配布の状況などは、広告主様に直接ご報告させていただくほか、このブログでもご紹介できればと思っております。
ビジネスパートナーズの肝心の中身は?
本号の内容ですが、以下の構成となっております。
- トップインタビュー
日本人だと普段は会えない外国人経営者、カンボジアの市場をリードしているビジネスパーソンに焦点を当てています。
本号は通信業界第2位の地位を築いたスーマトアクシアタCEOのトーマス・ハント氏に出演頂いております。 - スタッフインタビュー
日系企業で働くカンボジア人スタッフは何を思い、何を考えているのか。日系企業の魅力や仕事のモチベーションを、データ入力や地図化関連業務の会社で働くスタッフ、チャナさんに聞きました。 - スタートアップガイド
ビジネスをスタートする際、日本とは異なる注意や手順が必要となるため、その道の複数のプロ達に聞いております。しかも出演者の半数以上は外国人です。セカンドオピニオン、サードオピニオンの効果を狙ったものです。 - 特集記事
経済特別区(SEZ)の特集です。SEZとは、経済発展のために法的、行政的に特別な地位を与えられている地域のことです。日系の製造業のカンボジア進出先として注目されております。 - B2Bダイレクトリー
カンボジアに進出する際に必要な取引先のプロフィールや連絡先が業界別に掲載されております。
公式WEBサイトも公開予定
ビジネスパートナーズの公式WEBサイト(近日公開予定)により雑誌を手にできない方にもカンボジアの情報を知ることができます。WEBサイトでは雑誌版には掲載されていない各業界のプロ達のインタビューを個別に読むことができます。
雑誌版が網羅的な情報であるのに対し、WEB版は個別具体的で旬な情報が詰まったものになる予定です。WEB版が公開された際にはこのブログでもお知らせしたいと思います。
社員一同、一生懸命アイデアを出してビジネスパートナーズを作っておりますが、改善点も未だ多くあると思います。
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