【カンボジアライフ】手の平の上でカンボジアの歴史・クメール・ルージュを学べるアプリが登場
カンボジアの悲惨な歴史として伝えられるクメール・ルージュ。
今回は、クメール・ルージュの歴史を学ぶことのできるアプリをご紹介します。
「Khmer Rouge History」と題されたこのアプリ。このサービスを開始したのは、ボパナセンターという視聴覚リソースセンター。このセンターは、内戦などを経て、なんとか現在まで残っている映画、写真、音声素材などカンボジアの視聴映像財産を保存し、後世に伝えることを目的とし、2006年に創設されました。創設者には、クメール・ルージュを題材にした映画でカンヌ国際映画祭で賞を獲得しているカンボジア人映画監督、リティ・パニュ氏も関わっています。
アプリの使い方
アプリをダウンロードしたら、まず最初に、名前とe-mailを入力しアカウントを作ります。
ログインすると、さっそくアプリを使って歴史を学ぶことができるようになります。
言語はクメール語と英語に対応しています。
実際に使ってみて
時系列に沿った丁寧な解説
どうやってクメール・ルージュ勢力が力を得ていったたのか、クメール・ルージュは人々の生活をどのように破壊したのか、クメール・ルージュの政策やイデオロギー、そして「正義への道」と題され、現在もなお続いているクメール・ルージュの法廷裁判までをカバーする全8章から構成されています。
豊富な写真、音声資料、映像
最大の特徴は、やはりボパナセンターが所有している当時の写真や映像、そして証言記録などがふんだんに使われているところにあると思います。資料が残っていない箇所に関しては、イラストや図などが補われており文字だけを追って学ぶ歴史にならないように、工夫がなされています。
アップデートされていく
クメール・ルージュに関する特別法廷はいまだ続いており、このアプリも完結していません。クメール・ルージュという歴史を過去のものとして消し去るのではなく、タブーとして扱うのではなく、オープンにすることで、カンボジアの方たちがどのように感じ、国家がどう向き合っていくのか、その過程を追うことができます。
カンボジア・プノンペンには、S21(トゥールスレン博物館)、キリングフィールド、そして前述のボパナセンターといったクメール・ルージュの歴史を知ることのできる場所はありますが、アプリを使ってこれほど詳細に学ぶことができるというのに驚きました。
また、スマホを所有するカンボジアの若者たちにとって、情報へのアクセスを与える取り組みだと感じます。
カンボジアの歴史を学ぶ、一つのツールとして参考になれば幸いです。
それでは、また~。
〇アプリの詳細〇
「Khmer Rouge History」で検索 ・Androidではダウンロード可能 ・iOSでも近日ローンチされるとのこと |
↓アプリに関する詳細は、こちらの記事をどうぞ!↓
より詳しい情報を入力して転職支援サービスに申し込む
この記事が気に入ったら
いいね!
最新情報をお届けします
関連記事
おすすめ求人
効率的に多くの転職情報が入手できる!
求人数の豊富さに自信があり、非公開求人もあります。私たちが企業との連絡を代行し、転職希望の方にスムーズな支援が可能です。CDLは、お客様の判断に役立つ生きた情報を提供する自信があります。
1分で簡単無料
転職支援サービスのお申し込み