【カンボジアライフ】カンボジア地方選をレポート―選挙運動から当日まで―
こんにちは。インターンのFukuです。
6月4日(日)カンボジアでは地方選挙が行なわれました。5年に一度の地方選挙です。
5月20日(土)から6月2日(金)のまでの2週間は、至るところで選挙運動が行われていました。選挙活動に熱心なのは候補者ではなく、支持者たちの方なんです。
特に最後のキャンペーン日であった2日の金曜日は、朝から与党、人民党(CPP)の支持者たちによる大規模な選挙活動が行われていました。その行進のための交通規制があり、いつもはひっきりなしに自動車やバイクが行き交うプノンペンの中心道路、モニ・ボン通りもこんな感じ。
沿道にはおそろいの白いTシャツを着て白いキャップを被った人民党(CPP)の支持者たちが、パレードがやってくるのを今か今かと待っていました。
平日、金曜日の朝です。おそらくパレードの始まる2時間前には人が集まっていたように思います。
なんだか、嵐の前の静けさといった感じ。
そしていよいよ支持者による行進が始まりました。
バイクに乗った人、人、人、、、
バイクだけでなく、スピーカーを積んだトラックのような車も走っており、とにかくかなり賑やかなものでした。
沿道に立っている支援者たちは、手や旗を振ってパレードを歓迎していました。
また、沿道にはパレードのために水や飲み物を配る人たちもいて熱中症対策もばっちりです。
このパレードは30分以上続き、道路の交通規制の影響を受けたという声も多く聞きました。。。
また、同日2日の夕方には、今回の選挙の与党の対抗馬、救国党の行進もモニ・ボン通りを通りました。(夕方だったため、少し写真がブレ気味です。)
救国党のパレードは人民党に比べると、写真を撮る間もなくすぐ終わってしまいました。
このように盛り上がりを見せた選挙運動を受け、満を持して4日、投票が行われました。ご存知の方も多いかと思いますが、今回の選挙の最大の焦点は、フン・セン首相率いる最大与党「人民党」(CPP)への支持がどうなるのか、ということでした。人民党の最大のライバルとなるのは野党「救国党」(CNRP)です。この地方選挙は、来年7月にある国政選挙の「前哨戦」になるとされ、野党がどこまで議席を伸ばすのかが焦点の一つとなっていました。
ということで、選挙当日、投票場に足を運んできました。
投票は7時から15時まで。有権者が投票している最中は写真撮影は遠慮してほしいとのことだったので、投票の終了時刻まで待ちました。こちらが投票を終えたあとの投票場の様子です。
投票を終えると、右手人差し指の先に黒っぽいインクを浸します。投票済みであるということを示し、二重投票の不正を防ぐ意味も持つそうです。そしてこのインクは一週間程度は落ちません。つまり選挙のあと1週間程度は、自分が選挙に行ったかどうか指を見ればわかってしまうんですね。
バイクで乗り付けてくる若者から、近所の仲良し同士のようなおばあちゃんたち、子どもを連れてみんなで投票に来る家族、若者からお年寄りまで万遍なく投票に来ていました。インクで黒くなった指を得意そうにくるくるとさせながら投票場から出てくる顔が印象に残りました。。
その後、テントの前には、続々と人々が集まってきて皆で開票作業を見守ります。
選挙の結果に関してメディアの報道を見ると、野党・救国党が議席を伸ばしたものの、やはり与党・人民党が第1党として7割の議席を占めたとのことです。また、今回の選挙の投票率は速報で約85%だったというデータも出ていました。
正確な選挙結果は6月25日に発表されるそうです。
選挙活動、キャンペーンや投開票などを実際に目にし、日本と比較しながら考える点もたくさんありました。
以上、カンボジアの選挙の様子のレポートでした!
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