住まいに関する情報　－アパート、一軒家、住宅コンプレックスの違いは？－

家の種類は大きく分けて、アパートと一軒家（両方とも家具付きがほとんど）、色んな種類の住宅や施設が集まったコンプレックス、もしくは下宿（的アパート）があります。

アパート

家具付き、掃除付きで、１〜３LDK（バストイレ１〜３か所）のサービスアパートメントが定番です。

アパートのメリットは、水道光熱関係、テレビ、インターネットなどが既にありすぐに使える場合が多く、また問題があった時はアパート事務所や大家さんに言えば何でも対応してくれること。特に上の階だと、安全面も安心です。
逆にデメリットは、メイドや守衛さんが気に入らなくても、変更がなかなか効かないこと、また、ご近所さんがどんな人かによっても生活が微妙に変わって来ます。

家賃は、場所やサーブスの度合いによってもピンキリですが、ロシアンマーケット付近などの比較的安い所で月に３５０ドルくらい（家具付きでも掃除はなし）から、ボンケンコン付近の外国人居住地あたりで６５０〜１５００ドルくらいです。

一軒家

庭付きの２〜３階建ての一軒家が定番で、中にはプール付きの所もあります。部屋数は４〜５LDK（バストイレも４〜５か所）という所から６〜１０LDK（バストイレも同じくらいの数）まで色々。２〜５人家族の場合、使い易いのは２階建ての４〜５LDK（バストイレも４〜５か所）程度。

一軒家のメリットは、広く、庭がプールなどが自由に使えること。日本ではなかなか住めない大きな家に住めること。
逆にデメリットは、水道光熱関係、テレビ、インターネットなどを全部自分で契約や支払いをしなければならないこと、またメイドやセキュリティも守衛さんなども自分で手配しなければならないことでしょうか。

家賃は、一番高いボンケンコン付近の外国人居住地あたりで月に２３００〜３５００ドルほど。それにメイドさん、守衛さんなどを別途雇う場合は、その分プラスになります。

住宅コンプレックス

上記のような一軒家と小さなアパートが数軒づつ併設された複合住宅施設です。庭やプール、スポーツ施設、BBQ場など併設されていて、住民全員が無料で使用できる場合が殆どで、その分家賃は高額になります。

メリットは上記のアパートと同様で、その家が家具付き、また全てのサービスが揃っているので、入居したからの手間がかからず便利です。また、コンパウンド全体が独立した施設なのでセキュリティもしっかしていて、敷地内を子どもたちが自由に遊び回れます。

家賃は、場所にもよりますが、２LDKなどのアパートで１５００〜２２００ドル、一軒家で３２００〜４５００ドルくらいです。

下宿（的なアパート）

カンボジアの都会の典型的な家は、５m x２０mくらいの細長い敷地の上に建っている４〜５建ての家です。そんな家の１階に大家さんが住み、その上を賃貸にしているような所が沢山あります。

カンボジア式なので、使い勝手が悪い感じのレイアウトが多く、裏側の入り口から入ってすぐダイニングキッチン（ダイニングの場所がない所も多い）、そこから置くに細い廊下が７〜８m進み、一番奥に６畳ほどのリビングがあり、手前の廊下の横に１部屋（窓なし）とバストイレ（窓なし）という感じが定番です。家賃は１５０ドルくらいからあります。

安いと言うメリットの変わりに、デメリットは、どうも大家さんやメイドさんなどが絡んでいるのではないかと思われる空き巣や居空きをたまにきくことです。

結論

一番ゆっくり暮らせるのは　一軒家
一番安全なのは　集合住宅やアパート
子どもが自由に生活できるのは　集合住宅
家族だったら　集合住宅か一軒家かアパート
１人暮らしだったら　アパートか下宿
クメール人家族と近くにいたかったら　下宿
できるだけ安く住みたかったら　下宿
金に糸目を付けないなら　一軒家か集合住宅

重要なのは交渉

家関係で重要なのは、家賃に入っているものを最初にきっちり確認して契約することです。
特にアパートの場合は、水道、ガス、電気、衛星テレビ、インターネット、掃除は何が何処まで料金に含まれているのか、よく確認して契約書に入れてもらうのをお勧めします。家賃が安くても、結局自分で手配しないといけないものが沢山あったりして、結局もっと高額になる場合も少なくありません。

また、大家さんと直接交渉して、色々とリクエストすることも可能です。例えば、私が最初に入った一軒家は、もともと事務所だった所を、キッチンを付けてもらってベッドやカーテンを付けてもらって、家にしてもらいました。（その変わり最初３か月の家賃を先に払い、それを工事費に当ててもらった感じです）　アパートに入った時は、１台分しか付いていなかった駐車場を２台OKにしてもらったり、月〜土で付いている掃除を月水金にしてもらう代わりに火木土はアイロン掛けにしてもらいました。

家具が足りない場合や少ない場合は交渉してみるのも良いと思います。

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