理由は昔からやっている。煙草の葉を作る農家の職業の選択、人生の選択【カンボジア生活】
妻の田舎があるコンポンチャム。
プノンペンから車で片道5時間はかかります。
村には今も、遠い親戚や知り合いが多く住んでいます。
その村では昔から煙草の葉を生産してきました。
前回のブログでは、畑や生産風景をお届けしました。
煙草の生産者の家族に声をかけてみると、、、
オジサンは、おもむろに煙草の葉を取り出し、、、
白い紙に巻き始めます。白い紙は、どこにでもあるような紙です。
巻いたら、唾が糊の代わり。
パンツの中にしまってあるライターを探し、、、
火をつけて吸う。
そして、自分で作った煙草はうまい、という笑顔を見せてくれました。。
(煙草の葉の乾燥場。家ではありません)
1キロ、わずか1500リエルでしか売れない煙草の葉を生産する農家の家族です。
あまり儲からないことは、前回のブログでも書きました。
なぜ、煙草を生産しているのか聞いてみると、
理由は昔から煙草を作っているからだと答えました。。
え? それが理由?
しかし、彼らは生活の糧となる方法をそれしか知らないんです。
昔からやっているから、という理由で、その仕事を選択している。
橋や道路が整備されて村は便利になりましたが、そこに住む人々は妻が子供の頃の時と変わらないままです。
人生を変えるために村を飛び出した、私の妻の家族たち。
プノンペンに移り住み、収入があがり、生活は向上しました。
残った者と、去った者が再び合間見える機会。 お互いは何を思わんや。。
オジサンの笑顔を見て、せつなくなってしまった私。
カンボジアで人材会社を運営する身としても、考えさせられます。
CDL代表
北海道札幌市生まれ。22年間、厚生労働省などで勤務。2012年、カンボジア人青年との偶然の出会いから、能力・スキルに見合った仕事につけない人がいることを知り、カンボジア人に職業を紹介するビジネスを決意。
より詳しい情報を入力して転職支援サービスに申し込む
この記事が気に入ったら
いいね!
最新情報をお届けします
関連記事
おすすめ求人
効率的に多くの転職情報が入手できる!
求人数の豊富さに自信があり、非公開求人もあります。私たちが企業との連絡を代行し、転職希望の方にスムーズな支援が可能です。CDLは、お客様の判断に役立つ生きた情報を提供する自信があります。
1分で簡単無料
転職支援サービスのお申し込み