参加できなかった人は必見!絆セミナー(かなりざっくりした書き出し)【カンボジア】
(総合司会は私の妻)
1月18日、CJCC(カンボジア日本人材開発センター)で絆セミナーという400名参加の大イベントがありました。
このセミナーは、「心をつなぎ、知恵をつなぎ、未来をつなげる」という副題がついており、
第4回を数える今回のセミナーは、「夢への一歩を踏み出そう!」です。
カンボジア人を対象としたセミナーですが、参加した私も大変参考になりました。
以下、ざっくりとした書き出しですが、参加できなかった方にシェアしたいと思います。
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カンボジア日本人商工会長 中野 広士 氏
来賓挨拶
昨年の高校卒業試験では60%の高校生しか合格できなかった。
教科書や教師のせいもあるが、その間違いを指摘できるまでに勉強せよ。
そのためには、他国の若者より努力が必要だ。
和僑会創設者 筒井 修 氏
人生の成功とは
人生で成功する人はごく僅かだが、その方法はシンプルだ。
正しい考え方と情熱がかかせない。
まず、若い人は夢を持つことだ。夢がなければ夢の実現もない。
考えたことは行動する。これを繰り返す。
日本人の若者には大局観を持てと言っている。
大局観とは将来を見据えることだ。それからグローバルにものを見る。
よい友達、メンター(先輩、先生、指導者)に恵まれること。
よい友達とは、よい方向に導いてくれる人。
メンターがおらず、自分の頭だけで夢の実現は難しい。
100歳まで生きてカンボジアと日本の友好関係に尽くしたい。
(質疑応答)
参加者―― 私には夢があるがお金が無い。どうしたらよりか?
筒井氏―― お金が無い。良いことだ。お金が無いから頑張れる。大金持ちの子どもに生まれたら、フリーターになる。人には心がある。心が大切。お金が無いからできないと思っているうちは、絶対に成功しない。
パネルディスカッション 「優秀な人材とは何か」
井上 雅晶 氏 時代屋/Smile Bonds Square Co.,Ltd.
猪塚 武 氏 A2A Town Cambodia
小島 幸子 氏 Madam Sachiko Angkor Cookies
戸川 良太 氏 Kizuna Co.,Ltd.
コン・ブンティ 氏 Ground Prey Veng Group
エン・リナ 氏 Phnom Penh Beer Co.,Ltd.
ヘン・ボリナ氏 BVS Engineering Co.,Ltd.
司会―― みなさんの思う優秀な人材とは?
戸川―― 何か悪い事が起きた時、その責任を自分にあると考える人。良い事が起きた時、周りの人達のお陰だと感謝できる人。これが優秀な人材の第1歩。
小島―― できない理由をたくさん言う人、どうすればできるかを考える人の2種類がいる。諦めずにどうしたらできるかと考える人。違いが出てくる点。
井上―― 時間に遅れない人、悪いことが起きても諦めない。やると決めたら成功するまでやり抜く人。
猪塚―― スキルに関係なく共通することは、信頼と責任感だ。上のレベルの人だと、0を1にすること。論理的に考えられる人。
ボリナ―― 夢を持ち、実現させようと行動すること。諦めない人。
リナ―― 夢を持つ、行動する、責任感、反省
ブンティー―― 周囲や相手の立場や状況を理解できること。または理解しようとする気持ちを持つ人
(私個人の意見)優秀な人材とは、社会に価値を提供できる人材だと思います。企業に働くのであれば、会社に純利益をもたらす人材。間接的でも良いですから。
司会―― カンボジアと日本で優秀な人材の認識に違いは無いか?
パネラー全員―― 大きな違いはないと思う。
司会―― どんなカンボジア人のキャリアパスを作ってあげたら良いか?
戸川―― 責任と権限を与えること。
井上―― マネジメント力を身に着けてもらうために、教えている。
リナ―― いかにカンボジア人自身が会社を作り、外国人にも認められる存在となれるよう努力する。
司会―― カンボジアは大学に進学することが優秀になると道だと思っているようだが。
戸川―― カンボジア人はお金の奴隷になっている人が多すぎる。
猪塚―― 学校レベル、先生レベルが低い、まねをしたい人が少ない。正しい情報をインターネットで得たほうが良い。TEDとか。カンボジアのスタンダードが低い。
司会―― 参加の学生のみなさん、ご質問は?
学生―― なぜ、良い事が起きた時、周りを感謝しなければならないのか。それは自分の努力の結果では?
戸川―― 良いことがあると調子に乗ってしまう。心のバランスがとれる。
(私個人の感想)質問をした学生に逆に質問したいです。本当にそれは自分ひとりの力だけで成したものなのかと。
学生―― 時間を守るということですが、なぜ仕事が終わる時間を守らないのか。
井上―― これから治していきます。(会場内笑)
(私個人の感想)質問をした学生に逆に質問をしたいです。残業は誰のためでしょうか?
学生―― 失敗から学びたいと思っている。パネラーの方々は失敗についてどう思うか。
猪塚―― 小さな失敗はできるだけ多くする。ただし、同じ失敗を繰り返さない。組織としては共有すること。
戸川―― 失敗しないことが一番の失敗。失敗の考え方を考える。
分科会
このパネルディスカッションの後、カンボジアやASEANで活躍する日本人・カンボジア人経営者による分科会が
開催されました。
私と妻もそれぞれ、講演をさせていただきました。
(挑戦から逃げずに困難を楽しみに変えようと力説)
(共感した女の子が泣いちゃった・・・)
(終了後・・・、みんな、集まってください。)
(この中から、夢を叶えた人からの連絡を待っていますとエール)
といった具合で各分科会ごとにそれぞれのテーマで講義が行われました。
ここに集まったカンボジア人はほぼ全員が日本語を学んでいる学生で社会経験が無い若者でした。
カンボジア国民の平均年齢は約25歳。若い人がとにかく多いです。
そのような若者の中には、実業家もいれば、社会人もいれば、学生もいます。
みな同じ世代なのです。
CDL代表
北海道札幌市生まれ。22年間、厚生労働省などで勤務。2012年、カンボジア人青年との偶然の出会いから、能力・スキルに見合った仕事につけない人がいることを知り、カンボジア人に職業を紹介するビジネスを決意。
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