交通に関する情報　－カンボジアで車を買うには－

カンボジアでは年々車の量が増えて来ているので、車屋さんもどんどん増えて来ています。日本のメーカーも最近どんどんお店をオープンしていて、ちゃんとした新車も手に入りますが、個人的なお勧めは中古車です。と言うのも、プノンペンは交通量もすごく、ピーク時には車やバイク、トゥクトゥクがひしめき合う状態になる上に、無謀な運転をする人も多いので、いくら自分が気を付けていても車には必ずひっかき傷なんかができるからです。新車だと心配ですが、中古車だとまだ気楽です。

中古車を探すのにお勧めなのが、毛沢東通り（シアヌーク通りから毛沢東通りに入ってしばらく行った付近の両側）の車屋さん通りで、ノロドム通りに数軒あります。１０６通りや１０８通りに昼間に沢山並んでいる中古車は、個人的にはお勧めしません。新車ディーラーは空港付近のロシアン通りに多いです。

購入の流れは以下のような感じです。

目　次

1 試乗
2 購入
3 陸運局での車検、登録、登録カードとナンバーの取得
4 道路税の支払い
5 保険
6 運輸省

試乗

めぼしい車が見つかったら、いくつか試乗してみます。カンボジアは右側運転なので、お間違えなく。運転手さんを雇う場合は、先に雇っておいて、試乗も運転手さんにしてもらうのがベター。

カンボジアでは中古車をパーツパーツで輸入して、カンボジアで組み立てて売る（そうすると税金がかからないので）という所もあるので、そんなものは避けた方がいいです。気に入った車が決まったら、最後に製造番号を確かめて、パーツの組み合わせでないかと確認することをお勧めします。

ちなみにお勧めはカムリかCRV（どちらも中古）。どちらもカンボジアで人気で何処でも走っていて、田舎に行って故障した時でも、部品が見つかって修理できる可能性が高いためです。

購入

車の価格は中古カムリで３０００ドルくらい〜、中古CRVで７０００ドル〜。
カンボジアは原価消却率が低いので、中古車を数年乗ってもかなりの金額で売れます（４〜５年前に１万ドルで買った中古車が今８０００ドルくらいなど）。
新車だったら、２５０００ドル〜はします。
車は現金で購入するのが普通です（ローンもあるようですが、外国人はみな現金払いしています）。

上記の価格は車の輸入税が支払われている時の価格です。税金が免除になる団体や個人の場合は、半額くらいになります。ナンバーのない中古車（海外の中古車で輸入されたばかりのもの）もしくはナンバーが既にある中古車（既にカンボジアでオーナーがいる中古車）で白いナンバーの車だったら税金は払われています。水色のナンバーの場合は税金が払われていないものになります。免税対象者でなければ、税金が払われている車を買う方が後々売るのに便利です。

陸運局での車検、登録、登録カードとナンバーの取得

車を購入したら、その車を運輸局まで持って行き（ナンバーのないものだったら、仕方なくそのままとりあえず”違法運運転”しないといけないはめに＝日本のように車輌販売店に特別に出される仮ナンバーなどないので）、車検と登録をします。

必要なものはパスポート（有効なビザあり）、在住証明書、前のオーナーがいる場合はその譲渡証明書、現金。書類は全部クメール語で、外国人だと余計なテーブルチャージ？を要求されることもなきにしもあらずなので、クメール人の知り合いに同伴してもらうのがベター。

私の車（CRV）は、ライトの片方に不備があって、書類にもそう書かれているのに、車検はパス。
車検、登録、登録カードの取得（免許証と同じサイズのカード）、仮ナンバー＝黄色い大きなシール（ナンバーが無くなっていて、できるのを待たなくてはいけない場合は仮ナンバーになります）をもらって８５ドルでした（５年前）。大家さんの乗用車は１２５ドルかかって、他の情報には９５ドルとある所も。言い値か、車種などによって違うのかと不明ですが、言われた金額を払うしかありません。

道路税の支払い

次に道路税（車種によって２０ドルくらい〜）を支払います。登録された書類があればすぐ支払いでき、ステッカーをもらえます。次回の車検（２〜３年おき）と道路税（毎年）は、整備工場などに持っていくと、５〜１０ドルくらいの手数料で代行してくれて、自分でやるより便利です。
車検と道路税は時期によってよく取り締まりをして、払い忘れている場合（ステッカーが古い場合）は罰金（賄賂？）を払うことになるの要注意です。