風土病には気をつけて!海外旅行保険とワクチン接種のすすめ
風土病のいろいろ
カンボジアにある風土病は色々ありますが、とりあえず少しは心配した方がいいのは、デング熱、A型肝炎、破傷風、狂犬病です。マラリアは、これまでマラリア汚染地区に住んだことのある私の経験からするとカンボジアはないに等しいです。
マラリア、デング熱にはまだ実用化されている予防接種はありません。
マラリアの経口薬はありますが、物によってはかなり副作用がきつくて、薬を飲むよりも蚊にさされないようにするをお勧めします。東南アジアの場合は、マラリアがあると言っても、亡くなる人のニュースなんかを滅多に聞いたことがないくらいの汚染地区なので、そんなに神経質にならなくてもいいと思います。
怖いのはデング熱
それよりも怖いのはデング熱。私はかかったことないけど、かなりきついらしいです。たま〜に外国人でも罹っている人を聞くし、すぐにバンコクなどの良い病院に搬送しているようです。(カンボジアにも外国人仕様の良い病院はありますが。)
蚊を媒体として伝染する病原体はいくつかありますが、刺されないようにするのが一番の予防で、朝方と夕方から夜にかけてそんな蚊が活動を始めるので、その時間に長袖や長ズボンを履いたり、虫除けをしっかり使ったりするのがお勧めです。ただ、仮に病原体を持った蚊にさされても、体が健康な場合は90%くらいの割合で免疫力が作用して発症することはないそうです。体弱っている時、例えば無理な旅程で毎日過ごして疲れがピークに来ているとか、毎晩飲み過ぎて体を休ませてないとか、ちょっと熱っぽいのに無理して出歩いてしまったとか、そんな場合に刺されると覿面に発症します。デング熱にかかっている友人たちは、任期終了間際で仕事も忙しく、なおかつ毎晩飲み会だった、という感じの人が殆どです。
デング熱の症状は風邪に似ている部分がありますが、間違えて日本のバファリンなんかを飲んでしまうと、バファリンの中の成分が血液中の血小板を減少させてしまって逆効果になるので、常備薬にはパナドールがお勧めです。(分からずに飲む人は意外と多いみたいです)
A型肝炎
肝炎系は、A型、B型、C型とありますが、心配なのは食べ物から感染するA型肝炎です。生魚や魚介類(特に川と海の間にいるようなもの、貝類とか)に気をつける必要があります。B型、C型は心配しなくていいと思います。
予防接種を受けるなら、破傷風、狂犬病、A型肝炎のセット
予防接種を受けるなら、破傷風、狂犬病、A型肝炎のセットが考えられます。ただ、どれも1回では終わらず、期間を置いて3回打たないといけません(初回、初回から1ヶ月後、初回から6ヶ月後などと言う風に)。なので最寄りの保健所や医療機関に相談されたらいいと思います(ちなみに接種となると保険はきかずかなり高額で、1回5000円〜1万円したりします)。接種せずに行く場合、何かの時(犬なんかの動物に噛まれたとか、古釘を踏んだとかなど)には現地ですぐブースターを当日に接種する必要があります。もし、地方でホームステイするような予定があれば、接種しておいた方が無難だとは思いますが、観光なので数日の滞在の場合は私は必要ないのではないかと思っています。
あと海外保険にはきちんとと入った方が安心です。何かの時にちゃんとした所に入院ってなると、1泊1000ドルくらいしたりしますから。そっちの方が痛くなる可能性も高いです。
ということで、短期滞在なら、蚊に刺されないように服装に気を付けて虫除けをよくする、体に無理をさせない、何か心配になったら現地の外国人が行く病院に行く(病院をネットなんかで確認しておく)、そのために保険に入っておく、というのが賢明です。超期滞在になる場合は、破傷風、狂犬病、A型肝炎のワクチンは接種しておいた方が良いと思います。
と言っても、経験上からの素人アドバイスですので、心配な方は医療機関にご相談下さい。
以下に大使館情報の一部も載せておきます
(在カンボジア日本大使館:http://www.kh.emb-japan.go.jp/medical/info/yobosesshu.pdf より抜粋)
予防接種について
必要な予防接種 ◎ 強く ○ できれば △ 感染危険地帯・医療過疎地旅行時
成人
◎破傷風、◎A 型肝炎、◎B 型肝炎、○日本脳炎、○腸チフス、△狂犬病 ○MMR(麻疹、流行性耳下腺炎、風疹、30才前後で免疫の低下した人が多い)
小児
日本の定期接種
◎DPT[ジフテリア・百日せき・破傷風]、◎ポリオ、◎ 麻疹[はしか] ◎風疹、◎日本脳炎、◎BCG
日本の任意接種
◎A 型肝炎(米国では1才から、日本では16才から)、◎B 型肝炎、◎水痘 ○HIb ○流行性耳下腺炎、○インフルエンザ、○腸チフス、△狂犬病、 △肺炎球菌
狂犬病ワクチンは、予防注射を3回受けていても、犬に噛まれたら、再度病院を受診し注射 (3-4回)を受けて下さい。事前に予防接種を受けていない場合には、犬等に咬まれて24時 間以内に血清かワクチン接種が必要です。その後、6回の注射または、血清治療が必要です。 詳しくは、保健所か医療機関に相談してください。
現地校に入学・入園する際に必要な予防接種・接種証明はありません。 インターナショナルスクールでは、親が記載する予防接種記録の提出が必要な場合があ り、未実施の場合には接種を勧められることがあります。
予防接種に関する詳細、Q&Aは、 社団法人細菌製剤協会 のWEBサイト(www.wakutin.or.jp) で確認して下さい。 日本脳炎ワクチンは外国では手に入りにくく高額です。 その他のワクチンは、ホームページ記載のプライベートクリニックで接種可能です。
薬について
町中の薬局では、痛み止め、下痢止め、抗生物質、胃腸薬などほとんどの薬を処方箋 なしで買うことができますが、偽物の薬も混ざっていることがあります。 また、現地の薬は、日本の 2 倍以上の容量があることが多く、その分副作用も強く、剤 型も大きくて飲みにくいです。
どのような薬を持参すると便利か 普段使用している常備薬、総合感冒薬、下痢止め、解熱鎮痛薬、うがい薬、湿布薬、下痢をした時に飲むスポーツドリンクの粉末、など。
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