海外インターンの受け入れによる企業側のメリットとデメリット
最初の出会い
CDLの鳴海です。日本では夏休みシーズンに入ったこともあり、カンボジアに魅力を感じて多くの大学生や若手社会人が、カンボジアに来ているようです。そして、このシーズンはさまざまなご縁でお会いした方々と再会することができる楽しみなシーズンでもあります。若い人たちが慕って会いに来てくれることは、とても嬉しいことです。
現在、大手人材会社パソナの1年生として、テレマーケティング部門で頑張っている鹽井晴香さんも、その一人です。昨年9月、彼女が卒論の取材でプノンペンを訪れていたとき、私のことを知って話を聞きに来たことが最初の出会いでした。
その場でインターンとして働かせて欲しいと彼女から懇願され、私は少し驚きました。本当に来るのかな?と、私は半信半疑でしたが、2万人の候補者から数十人のみが入社できる狭き門を潜り抜けたという彼女に興味があったので、快諾したのです。
2度目の出会いはインターン
そして、彼女は約束どおり、その5か月後である今年2月、CDLのインターンとして1か月間だけ働くことになりました。パソナへの入社が間近にせまっていたものの、将来はカンボジアで働きたいという強い気持ちもあっての決断だったようです。一般的には入社直前に、他社でインターンすることは少ないかと思います。
彼女には、CDLの人材育成事業として、ビジネス日本語コースのカリキュラムの作成を主に行ってもらいました。
インターンを受け入れるというのは、会社にとって、さまざまなコストやリスクがありますが、それと同時にリターンもあります。コストやリスクというのは、人材育成のコスト、業務停滞や信用毀損のリスクなどです。インターンの受け入れに二の足を踏む企業が多いのは、このような点が大きいのではないでしょうか。
しかし、私はインターンを受け入れて感じたことは、このようなコストやリスクと引き換えに、大きなリターンがあるということです。もちろんCSRという側面もあるにはあるのですが、それよりも、経営者本人やスタッフにとって良い刺激になることが一番のリターンです。お互いにバリューを出しあえる関係が大事であり、そのためにはお互いが真剣でなくてはなりません。
3度目の出会いで体験をシェア
そんな彼女は4月からパソナで1年生として苦しい新人研修を経て、現在はバリバリと働いているようです。しかも、同期の中ではトップレベルの成績で。
彼女が夏休みを利用して、私たちCDLのところへ顔を出すとのことでしたので、スタッフ勉強会の講師として、近況報告も兼ね、社会人として働き始めた今の心境を語ってもらいました。CDLには鹽井さんと同年代のカンボジア人スタッフが多くいるので、大いに刺激を受けたことと思います。
このように、私たちの会社でインターン生として働いた学生たちが、成長していく姿を見られるのはとても嬉しいことです。また、再会の時は、互いの成長度合いを定点観測し合う機会です。CDLのスタッフも、その時までに負けずに成長して欲しいと思います。
CDL代表
北海道札幌市生まれ。22年間、厚生労働省などで勤務。2012年、カンボジア人青年との偶然の出会いから、能力・スキルに見合った仕事につけない人がいることを知り、カンボジア人に職業を紹介するビジネスを決意。
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